ビジネスで成功するにはどうしたらいいだろうかと、たくさんの本を読んで勉強しています。
『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』を読んでいるだけでは記憶になかなか残りにくいため、インプットした知識を整理して、
- 「読んで勉強になったこと」
- 「理解が及ばず、さらに勉強をしなくてはいけないこと」
を感じたままに書き留めています。
とても勉強になりましたので、書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介いたします。
目次
『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』とは?
| 読みやすさ | |
|---|---|
| 専門性 | |
| 役立ち度 |
- 著者:
- 出版社:筑摩書房
- 発売日:2002/3/21
- ページ数:288ページ
【目次】
- 第1ステージ 投資家になる心構えはできているか?
- 「何に投資したらいいのでしょう?」
- しっかりした土台を築く
- 金持ち父さんの十六の投資家レッスン
- 九十対十の謎とは何か?
『金持ち父さん貧乏父さん』シリーズの第3弾で、「入門編」である「投資力をつける16のレッスン」として実践的な投資の知恵が記載されています。
本書は投資の第1ステージが記載されており、第2・3・4・5ステージは、『金持ち父さんの投資ガイド 上級編』に記載されています。
第1作から続く「金持ち父さん」のレッスンが、著者がベトナム出征から帰還した直後に再開されます。
この時点での著者の資金は地道に働いて得た3000ドルのみで、幼なじみのマイクは金持ち父さんの後を継ぎ、実業家として成功を収めています。
「金持ちの投資」に関心を持つが、自分にその資格がないと知るところから始まります。
『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』を読んで勉強になったこと

『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』は、経済リテラシーを高めるための考えが記載されています。
章ごとに重要なところをまとめさせていただきます。
はじめに
アメリカ証券取引委員会(SEC)の適格投資家の定義が示されています。
- 年間の収入が20万ドルを超える。
- 夫婦の年間の収入の合計が30万ドルを超える。
- 夫婦の純資産が100万ドルを超える。
適格投資家は投資家の入り口に立っただけに過ぎず、以下のようにランク分けされています。
- 適格投資家
- 専門投資家
- 洗練された投資家
- インサイダ投資家
- 究極の投資家
何に投資したらいいのでしょう?
適格投資家と洗練された投資家の3つ違いを「3つのE」と呼んでいます。
- 教育(Education)
- 経験(Experience)
- ありあまるお金(Excessive cash)
適格投資家の投資先は、「私募債、不動産シンジゲート・パートナーシップ、新規公開前の株、新規公開株式、サブプライム融資、M&A。創業期企業への貸付、ヘッジファンド」です。
しっかりした土台を築く
金持ちの投資ができるように、しっかりとビジネスを起こして、ビジネスで自分の資産を買えるようにならないといけません。
従業員としてだと、ルールも異なり苦難を強いられてしまいます。
まず、大事なのは投資家になるための頭と心の準備です。
金持ち父さんの投資家レッスン16
金持ち父さんが、投資家レッスンとして16項目あります。
- 投資家レッスン1 道を選ぶ
- 投資家レッスン2 コインの裏表を見る
- 投資家レッスン3 なぜ投資はわかにくいのか?
- 投資家レッスン4 投資はプランだ
- 投資家レッスン5 言葉が人を金持ちにする
- 投資家レッスン6 単純なプランを守り通す
- 投資家レッスン7 自分にあったプランを見つける
- 投資家レッスン8 将来をどうなりたいかを決める
- 投資家レッスン9 どのプランにも支払うべき代価がある
- 投資家レッスン10 投資が危険ではない理由
- 投資家レッスン11 テーブルのどちらの側に座りたいか?
- 投資家レッスン12 投資の七つの基本ルール
- 投資家レッスン13 ファイナンシャル・リテラシーがリスクを減らす
- 投資家レッスン14 簡単にわかるファイナンシャル・リテラシー
- 投資家レッスン15 間違いの持つ不思議な力
- 投資家レッスン16 金持ちになるために支払うべき代価
投資家レッスン1 道を選ぶ
投資をする目的は、「安心・快適・金持ちになる」の3つになります。
金持ち父さんは、投資家は以下の順番になると思います。
- 金持ちであること。
- 快適であること。
- 安心していられること。
一般人は、安心でいられることを優先的な目標にしてしまいますが、そうなると心が不足を感じてしまいます。
投資家レッスン2 コインの裏表を見る
コインの裏表のように、お金が充足する世界と不足する世界が存在します。
貧乏な人は金持ちが表面でやっていることだけを見て、大金持ちが頭の中でやっていることを見逃しています。
お金がありすぎる世界があると心や魂のレベルで感じとらなければなりません。
ちゃんとお金が有り余ったときのプランを用意するなど、金持ちになることに揺るぎのない信念を確立します。
投資家レッスン3 なぜ投資はわかりにくいのか?
人によって投資商品・投資手法が意味するものが異なります。
投資の話がわかりにくいのは、投資自体がとても大きなテーマであり、投資全般に精通する専門家にはなれないからです。
たいていの人が投資と呼んでいるものが本当には投資ではないです。
投資家レッスン4 投資はプランだ
投資は、今いるところから将来いたいと思うところまであなたを運んでくれるプランです。
必要な乗物は一つだけではなく、異なった方法があります。
トレーディングは投資だと思っていますが、手法・技術にすぎません。
投資家レッスン5 言葉が人を金持ちにする
その分野に属している人は、その分野の特徴的な言葉を使います。
言葉が考えを作り、考えが現実を作り、現実が人生になります。
そのため、お金に関する言葉を学ばなければなりません。
3世代先までのプランまで立てることが推奨されています。
投資家レッスン6 単純なプランを守り通す
方式と戦略から成り立つプランで、現実の世界でモノポリーをするように行動します。
自分を金持ちにしてくれる方式を見つけて、それに従うだけです。
大部分の投資家は、事実より経験、複雑な方式より単純な方式がいいです。
投資家レッスン7 自分に合ったプランを見つける
投資はチームスポーツで、以下のメンバーを集める必要があります。
- ファイナンシャル・プランナー
- 銀行員
- 会計士
- 弁護士
- ブローカー
- 会計係
- 保険代理店
- よき師
これらのメンバーとプランを練るのも良いが、きちんと時間をかけこれまでの人生について静かに考えるのも重要です。
「この人生という名の贈り物に私は何を求めているのか」と問いかけます。
投資家レッスン8 将来どうなりたいか決める
「人生に何を求めているか」を本当にはっきりさせため、まずは安心と快適さのためのプランを立てる。
そこから、成長したらなにがしたいのか、金銭的にどんなことが可能かを考え、「金持ちになる」プランを考えていきます。
自身がはっきりとした考えを持っていなければ、アドバイザーがはっきりとした見解を出すのが難しいので、しっかりと考えを定めなければなりません。
投資家レッスン9 どのプランにも支払うべき代価がある
金持ちは時間を買い、値段は時間で測ります。
まず時間を投資し、お金より時間のほうが大事です。
中流以下はお金自体に大きな重要性を持たせすぎます。
投資家レッスン10 投資が危険でない理由
投資が危険だと感じてしまうのは、以下の理由からです。
- 投資家になるための訓練を受けていないから。
- 大部分の投資家はコントロール能力が不足しているか、あるいはコントロールを失っているから。
- たいていの人が内側からでなく外側から投資をしているから。
観戦チケットを買う側ではなく売る側、金鉱で道具を売る側、ビジネスの裏にあるビジネスが本当のビジネスにならなくてはいけません。
投資家レッスン11 テーブルのどちらの側に座りたいか?
金持ち・貧乏の両方のテーブルに座ることができれば、コインの両側を見ることができます。
そこから、EとSではなくIのクワドランドに着くことを学びます。
投資家レッスン12 投資の七つの基本ルール
投資の7つの基本ルールを学ばなければなりません。
- 基本ルール1 どの収入のために働いているか。:勤労所得・ポートフォリオ所得・不労所得。
- 基本ルール2 勤労所得を他の所得に変える。
- 基本ルール3 勤労所得の安全を確保する。:勤労所得を証券に変える。
- 基本ルール4 投資家自身が資産になる。:危険なのは投資家であって、投資ではない。
- 基本ルール5 あらゆる事態に対して準備する。:一瞬のチャンスに備える。
- 基本ルール6 必要なお金を手に入れる。:教育・経験・実績を積んで、いい投資を見つけた場合、お金を引き寄せることができる。
- 基本ルール7 リスクとリウォードを評価する。
投資家レッスン13 ファイナンシャル・リテラシーがリスクを減らす
何が起こるか予想するのではなく、何が起こってもいいように準備します。
ビジネスを起こす人は常にお金を資産に変えれます。
投資が危険じゃない理由は、財務諸表を読めるからです。
損益計算書と貸借対照表はレントゲンのように投資を判断することができます。
自分の財務諸表にどのような影響を与えるのか知ることが大事です。
投資家レッスン14 簡単に分かるファイナンシャル・リテラシー
ファイナンシャル・リテラシーは、損益計算書と貸借対照表が全てです。
キャッシュフローの流れで、資産か負債かを決めます。
一番危険な投資家は、自分の財務諸表のコントロールができていない人です。
複数の財務諸表で全体像を見て、比較します。
自分の支出は誰かの収入、自分の負債は誰かの資産であることを理解しないといけません。
投資家レッスン15 間違いの持つ不思議な力
間違いから学ぶ用意をしておくことが大事です。
間違いは悪ではなく、新しい何か、自分がそれまで知らなかった何かを学ぶチャンスです。
学校で通用する頭の良さに加えて世間で通用する頭の良さが必要です。
投資家レッスン16 金持ちになるために支払うべき代価
金持ちになるに、2つの道があり、「より稼ぐ」か「より少なく望む」かです。
金持ちとしての定義は、100万ドルの不労所得か500万ドルの資産です。
大金持ちになるために必要な「五つのD」があります。
- 夢(Dream)
- 献身(Dedication)
- 意欲(Drive)
- データ(Date)
- ドル(Dollars)
九十対十の謎とは何か?
90対10の「お金の法則」:十パーセントの人間がつねに九十パーセントのお金を儲ける。
このような金持ちの思考パターンを身につける必要があり、ビジネスオーナーとしてではなく個人として投資をするから金持ちになれません。
- たいていの投資家は「リスクを背負うな」と言う。金持ち投資家はリスクを背負う。
- たいていの投資家は分散投資をする。金持ち投資家は焦点をしぼって投資をする。
- 平均的な投資家は負債を減らそうとする。金持ち投資家は負債を自分の有利なように増やす。
- 平均的な投資家は支出を抑えようとする。金持ち投資家はもっと金持ちになるためにはどう支出を増やしたらいいか知っている。
- 平均的な投資家は仕事をもっている。金持ち投資家は仕事を作り出す。
- 平均的な投資家はせっせと働く。金持ち投資家はより多くのお金を作り出すために、より少なく働く。
『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』を読んで今後勉強すべきこと

『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』以外にも、金持ち父さん貧乏父さん関連の書籍は、たくさん出版されていますので、それらを読んでみます。
『金持ち父さん貧乏父さん』
『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』
『金持ち父さんの投資ガイド 上級編』
『金持ち父さんの子供はみんな天才』
『金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法』
『金持ち父さんの起業する前に読む本』
『金持ち父さんの予言』
『金持ち父さんの金持ちになるガイドブック』
『金持ち父さんのパワー投資術』
『金持ち父さんの21世紀のビジネス』
まとめ
『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』を書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介させていただきました。
まだまだトレーニングが必要ではありますが、少しずつ本書の内容について実践していこうと思います。
より優れた投資家になるために、色々な本を読んでみたいと思います。













