ビジネスで成功するにはどうしたらいいだろうかと、たくさんの本を読んで勉強しています。
『金持ち父さんの起業する前に読む本』を読んでいるだけでは記憶になかなか残りにくいため、インプットした知識を整理して、
- 「読んで勉強になったこと」
- 「理解が及ばず、さらに勉強をしなくてはいけないこと」
を感じたままに書き留めています。
とても勉強になりましたので、書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介いたします。
目次
『金持ち父さんの起業する前に読む本』とは?
| 読みやすさ | |
|---|---|
| 専門性 | |
| 役立ち度 |
- 著者:
- 出版社:筑摩書房
- 発売日:2006/11/10
- ページ数:352ページ
【目次】
- 第1章 従業員と起業家はどこが違う?
- 第2章 へまをすればするほど金持ちになる
- 第3章 なぜ、ただ働きをするのか?
- 第4章 実社会での頭のよさと学校での頭のよさ
- 第5章 お金がものを言う
- 第6章 三種類のお金
- 第7章 ビッグビジネスへ移るにはどうしたらいいか?
- 第8章 ビジネスリーダーの仕事とは何か?
- 第9章 よい客を見つけるには
- 第10章 起業する前にやっておくこと
『金持ち父さんの起業する前に読む本』は、『金持ち父さん』シリーズで「起業」がテーマとなっていっており、金持ち父さんから学んだ起業家としての心構えがまとめられた1冊です。
各章ごとに「金持ち父さんの起業の教え」が掲げられ、章末にはビジネス経
験豊富なシャロンの具体的なアドバイスが添えられています。
『金持ち父さんの起業する前に読む本』を読んで勉強になったこと

『金持ち父さんの起業する前に読む本』では、「ビックビジネスで成功するための10のレッスン」がまとめられています。
「ビックビジネスで成功するための10のレッスン」
- その一 成功するビジネスはビジネスができる前に作られる
- その二 不運を幸運に変える方法を身につける
- その三 ジョブとワークの違いを知る
- その四 成功が失敗を暴く
- その五 ゴールよりプロセスが大事
- その六 最良の答えは頭の中ではなく心の中にある
- その七 使命の大きさが製品を決める
- その八 ほかの会社にはできないことができる会社を作る
- その九 安売り競争に参加するな
- その十 いつ会社を辞めるべきか?
その一 成功するビジネスはビジネスができる前に作られる
起業家として成功する確率を高めるために、以下のような準備が必要です。
- 従業員ではなく起業家として相応しい考え方ができている:リスクをとる・創造性・自分が持っている資源の限度を超えて物事をやり遂げる能力
- 市場・ターゲットにする顧客・競合会社について調べる
- その市場でビジネスを成功させるのに必要なスキルを知り、それ提供してくれるアドバイザーを集めてチームを作る
- 競合する会社よりも自分の方が優れている点はどこかはっきりさせる
- 成功までの道のりをはっきり描いたビジネスプランをまとめる
- 自分のビジネスに法的基盤を持たせる:法人・許可証・免許
また、ビジネスを始めたいと思う個人的同期を知っておくために、以下の質問が提示されている。
- 私はなぜ自分のビジネス(会社)を持ちたいのか?
- どれくらい強くそれを望んでいるか?
- どのレベルでゲームしたいと思っているか?
- どのレベルまで頑張ってゲームをする気があるか?
- 成功した起業家とそのビジネスについて学ぶのに時間をかけてもいいと思っているか?
- 失敗することを恐れているか?
- 失敗に対する恐怖をビジネスの原動力に変えることができるか?
- 失敗から学ぶことができるか?
- チームを作ることができるか?それとも1人で働きたいか?
- 自ら進んで代価を支払う気持ちがあるか?
- 欲しいものをあとで手に入れるために、今時間を費やすのはかまわないと思っているか?
- ビジネスが成功するまで、金銭的な見返りがなくてもいいか?それとも今給料が必要か?
これらの質問に答えてみて、まだビジネスを始めたいと思う気持ちが変わらない人は、もう一歩先に進んだ次の質問が提示されています。
- これまでに1番成功したのはどんなことか?
- 1番失敗したのはどんなことか?
- これまでに何回ただ働きをしたことがあるか?
- たとえ給料がもらえなくてもこの会社のために働く気があるか?
- 家族や友人は、会社を始めたいというあなたの計画に精神的なサポートをしてくれているか?
- BーIトライアングルに含まれるすべての分野について、自分自身を教育しようという気持ちがあるか?
これらの質問に答えた後もまだ起業家になりたいと強く思っている人は、起業家として大きく成功を収めるのに必要なものを持っている可能性がある。
その二 不運を幸運に変える方法を身につける
起業家の仕事は間違いを犯すことで、従業員の仕事は間違いを犯さないことです。
成功する起業家は失敗を恐れず、あえて危険を冒し、間違いから学んでチャンスに変えます。
間違いを犯すことに対する恐怖は、「間違いが悪い結果を生むのはないかという恐怖」「間違いをすると人に悪く思われるのではないかという恐怖があります。
これは従業員から起業家への移行プロセスでも足枷になり、乗り越えなくてはいけません。
- 第1段階:従業員でいることに不満を感じる
- 第2段階:スタートを切ることに対する恐怖を乗り越える
- 第3段階:とにかく始めよう
「なぜそんなことをするのか?」と自分に聞くのではなく、「なぜそうしてはいけないのか?」と聞くことで、一歩踏み出すことができます。
その三 ジョブとワークの違いを知る
ジョブはお金を払ってもらえるけれど、宿題のようなワークにはお金を払ってもらえません。
ワークはジョブの準備のためにやるもので、支払いを受け取る前にすでに済ませています。
起業家としてのワークは、BーIトライアングルについて理解し、必要なスキルを獲得しなくてはいけません。

5つの仕事スキルを見直して、どの分野に強いか弱いのかを診断する必要があり、1つでもしっかりカバーできないものがあれば失敗・成長できないことになります。
- 製品
- 法律
- システム
- コミュニケーション
- キャッシュフロー
この5つの仕事に注目してチームを作ることがビジネスでは大事です。
その四 成功が失敗を暴く
「失敗し続けている状態を止める方法は、失敗する速度をもっと速くすること」だと金持ち父さんは言います。
学習プロセスを通り抜けるには、失敗をたくさんして、その失敗から学ぶしかないからです。
ビジネスを教えてくれるビジネススクールが4つあります。
- 伝統的なビジネススクール:MBAなどの学位がもらえる教育機関
- ファミリービジネススクール:家族でのビジネス教育
- 企業内ビジネススクール:社内研修制度
- 実社会のビジネススクール:実際にビジネスの中で学ぶ
これらにより、BーIトライアングルのどの仕事に強み・弱みがあるか分かるようになります。
1人で5つ全てに秀でる必要はなく、どれか1つの強みに特化し、他を専門のアドバイザーに補い、チームとしての頭の良さを向上させます。
その五 ゴールよりプロセスが大事
目標を達成するためのプロセスを選ぶことが大事です。
最も大事なのは、キャッシュフローのプロセスについてです。
ビジネスを立ち上げるのには、お金が必要になります。
その業種のキャッシュサイクルを知り、会計士と予算とキャッシュフローの分析をしてもらい、キャッシュサイクルの計画を立てます。
また、時間もお金のように大事で、起業家としてどのように時間を使っているか見直す必要があります。
ビジネスの将来に50%以上の時間を費やし、現在と過去の問題に関してはチームが対処するようにしなくてはいけません。
キャッシュマネージメントとタイムマネージメントというプロセスをしっかりし、将来に焦点を合わせれば、ビジネスはゴールに向かって前進します。
その六 最良の答えは頭の中ではなく心の中にある
会社の使命には2つあり、「ビジネス上の使命」「精神的な面での使命」があります。
ビジネス上の使命は利益を上げることであるが、それだけでは成功させることはできません。
精神的な面での使命とは、魂の根底で自分に課され、解決させるべきと感じる使命です。
精神的な使命に賛同してパートナーとなってくれるたくさんの会社・個人がいてくれるから成功することができます。
その七 使命の大きさが製品を決める
「問題を解決する」「必要を満たす」のいずれかを使命にして、できるだけ多くの人の役に立ちたいという気持ちを持つことが、成功するビジネスを起こすために必要な土台です。
使命を成し遂げることによって役に立てる相手の数が多ければ多いほど、ビジネスが成長する可能性は大きくなります。
その八 ほかの会社にはできないことができる会社を作る
他の会社にはできないことをするためには、アイディアから資産を作り出し、持続可能な競争力を維持する必要があります。
「エフェメラリゼーション(短命化)」と呼ばれるレバレッジで、無形のアイディアを形にして道具・物を作り、本人が物理的にそこにいて教えなくても、作り出した道具・物を入手可能な状態に状態にするだけで、その人のアイディアが伝えられるようになることです。
競合会社とは違う優位性を持ち、自分の会社を市場で差別化することができます。
最も簡単な方法は知的財産を使うことで、特許の保護・商標・トレードレスが他の会社が似たものを開発するのを防いでくれます。
ライセンスビジネスを行い、他の会社が製造する許可を与える事もできます。
その九 安売り競争に参加するな
ビジネスオーナーとして、ターゲットとなる顧客を正しく選ぶことは非常に重要です。
顧客確保のためには、価格競争ではなく品質競争で有利な状況を作り出すことができれば、儲けも大きくなり、より質のいいサービスを提供することができる。
すべての人に受け入れられるものを提供するのは難しいので、商品を嫌いな人ではなく、好きな人に焦点を向けてエネルギーを使います。
贔屓にしてくれる顧客集団ができてはじめて、長期にわたって成功するビジネスモデルが出来上がります。
そのための顧客の扱い手順が記載されています。
- 顧客を惹きつける
- 商品を販売する
- 顧客の連絡席を入手する
- 顧客にいい印象を与える
- 顧客に情報を送り続ける
- 顧客からの問い合わせにタイムリーに、親切に対応する
- 顧客が参加できるグループ・クラブを作る
- 満足している顧客に、あなたのビジネスや商品を友人に紹介してくれるように頼む
- 顧客に対して繰り返し販売する
- 以上のサイクルを繰り返す
その十 いつ会社を辞めるべきか?
会社を辞める前にやっておくことが10つ挙げられています。
- 心構えを確認しよう
- BーIトライアングルの5つのレベルについて、できるだけ多くの経験を積もう
- 「売上=収入」だということをいつも忘れないようにしよう
- 楽天的であると同時に、自分に対して手心を加えることなく正直であろう
- お金をうまく使おう
- 練習のためにビジネスを始めよう
- 進んで助けを求めよう
- 人生の「よき師」を見つけよう
- 起業家のネットワークに参加しよう
- 忠実にプロセスに従おう
これらの準備が完了した時に辞めるべきタイミングです。
『金持ち父さんの起業する前に読む本』を読んで今後勉強すべきこと

『金持ち父さんの起業する前に読む本』以外にも、金持ち父さん貧乏父さん関連の書籍は、たくさん出版されていますので、それらを読んでみます。
『金持ち父さん貧乏父さん』
『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』
『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』
『金持ち父さんの投資ガイド 上級編』
『金持ち父さんの子供はみんな天才』
『金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法』
『金持ち父さんの予言』
『金持ち父さんの金持ちになるガイドブック』
『金持ち父さんのパワー投資術』
『金持ち父さんの21世紀のビジネス』
まとめ
『金持ち父さんの起業する前に読む本』を書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介いたします。
まだまだトレーニングが必要ではありますが、少しずつ本書の内容について実践していこうと思います。
より優れた投資家になるために、色々な本を読んでみたいと思います。













