子育てをするために、たくさんの本を読んで勉強しています。
『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい』を読んでいるだけでは記憶になかなか残りにくいため、インプットした知識を整理して、
- 「読んで勉強になったこと」
- 「理解が及ばず、さらに勉強をしなくてはいけないこと」
を感じたままに書き留めています。
とても勉強になりましたので、書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介いたします。
目次
『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい』とは?
| 読みやすさ | |
|---|---|
| 専門性 | |
| 役立ち度 |
- 著者:松永暢史
- 出版社:大和書房
- 発売日:2011/11/21
- ページ数:209ページ
【目次】
- 第1章 男の子が口を閉ざす理由
- 第2章 反抗期をうまく乗り切る母親、失敗する母親
- 第3章 反抗期のしつけが子どもの将来を左右する
- 第4章 反抗期でも勉強させる方法
- 第5章 男の子をグングン伸ばすには
- 第6章 男の子の弱点を克服するには
- 第7章 わが子の幸福を願うあなたへ―教育幸福哲学論
『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい』では、反抗期の男の子への母親がすべき対処方法が記されています。
『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい』を読んで勉強になったこと

反抗期にはには予兆があり、それを感じ取って、母子関係を変更させる必要があります。
そのためには、息子をよく観察することが大事です。
身体の変化・声変わり・汗臭さ・態度など色々なところに出てきます。
反抗期を感じとったら、育て方を変えなければならず、その内容が記載されています。
『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい』の章ごとに勉強になったことをまとめさせていただきます。
第1章 男の子が口を閉ざす理由
この章では、反抗期の正体に迫ります。
反抗期は、自分はもう子どもじゃなくて、1人の大人として認めて欲しいという心の叫びです。
また、自分の親は一体どんな人間なのかを必死に探ろうとして反発を試みてもいます。
子どもが心のパーソナルスペースを確立する時期でもあり、バリアを必死に張っている状態です。
ここで育て方・接し方を変えずに、ズカズカとバリアを破って勝手に入り込んでしまうから、衝突してしまいます。
変わっていく息子に合わせて、母も変わらなければならないことがわかります。
第2章 反抗期をうまく乗り切る母親、失敗する母親
本書では、母親がどのように関わっていくべきか示されています。
反抗期を悪化させる最も多いタイプは、心配性で世話焼き型の母親です。
家庭は、学校から背負ってきた重い荷物を降ろせる場として大事になります。
そこで、親がガミガミしつこいと辟易してしまいます。
親は、「手をかけずに目はかけろ」というスタンスで、詮索をするのではなく、聞き上手にならなければなりません。
そのための5つのポイントが挙げられており、インタビュアーと同じ姿勢が必要です。
- 前振りは世間話から
- 子どもの話したいことに沿って聞く
- リアクションはおおげさぐらいでちょうどいい
- 途中でNGを出さない
- 聞きたいこと、言いたいことは最後にする
第3章 反抗期のしつけが子どもの将来を左右する
本書は、反抗期に親がどのようなしつけをするべきかが記載されています。
「自分のことは自分でさせる」、「お手伝いと旅で自立を促す」などが挙げられています。
また、子どもに伝えたい5つの倫理観が示されています。
- 嘘をつかない
- 弱い者いじめをしない
- 差別しない
- 約束を守る
- 感謝の気持ちを忘れない
第4章 反抗期でも勉強させる方法
本章では、親の言うことを聞かなくなったとき、どうやって机に向かわせることができるかが示してあります。
「勉強をしなさい」という一言がモチベーションを下げてしまうため、言わなくても勉強できるように習慣化させなければならず、自分で勉強する時間を決めることが大事です。
第5章 男の子をグングン伸ばすには
本章では、能力ををどうしたら付けさせることができるのか示しています。
ガッツ・自信を育てるには、「体験」が必要です。
少し努力のいる難しい課題を与えて、出来た時に上手にほめて、出来なかった場合気持ちを切り替えるように促します。
挑戦して成し遂げたときの気持ち良さも、体験により手に入れられます。
集中力を育てるには、子どもは楽しいことは何でもやりたいので、楽しいことを教えることが必要です。
集中力には、夢中になるだけではなく、注意力が欠けないように教えましょう。
好奇心を育てるには、自然の中に連れ出し、リアルな体験をさせることが必要です。
好奇心にかられた子どもの感動・驚きに共感してあげましょう。
問題解決能力を育てるには、遊びが必要です。
キャンプや体験学習などで友達と一緒に行動する中で見出すことが勧められています。
第6章 男の子の弱点を克服するには
本章では、打たれ弱さ・だらしなさをどう克服するのかが示されています。
打たれ弱さを克服するためには、勝負に挑み、負けん気を強くすることです。
だらしなさを克服するためには、6歳までの親の教育で「時間・片付け・勉強」のしつけが必要です。
第7章 わが子の幸福を願うあなたへ―教育幸福哲学論
人間の幸福には、短期的低次元・長期的高次元のものに分かれます。
短期的低次元には、満腹感・愉快・快適・安全などです。
長期的高次元では、「自分がやりたいことがやれている」「パートナーを得て世代交代できている」などです。
この長期的高次元を成し遂げられているかが、幸福に大きく作用します。
自分のやりたいことをやれているかは、好奇心から常にそのことの追体験をしようとする習慣ができるいるかが大事です。
パートナーを得て世代交代ができるかは、モテなければならず、話がうまい・家事ができ・優しい子に育てる必要があります。
『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい』を読んで今後勉強すべきこと

『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい』以外にも、たくさんの男の子の育て方の本がありますので、他の「男の子の育て方」を読みたいと思います。
まず、本書よりは男の子についてしっかりとフォーカスされていると『男の子のしつけに悩んだら読む本』を読んでみます。
また、本書は10歳からの本でしたが、10歳までの子育ての本も気になりますので、『10歳までに知っておきたい!心の強い男の子の育て方』を読んでみます。
まとめ
『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい』を書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介いたします。
ですが、まだまだ育児について深く学んでいかなければならないと思いました。
そのため、いろんな本を読んでいきたいと思います。








