妊娠10ヶ月目(36週〜)は、いよいよ出産間近で、いつ生まれても大丈夫な状態になります。
特に、37週0日〜41週6日の出産は「正期産」と呼ばれます。
赤ちゃんは身長50〜55cm、体重2500〜3300gほどになります。
この時期にお母さんがすることをまとめさせていただきました。
目次
身体のトラブルへの対処について

赤ちゃんが出産の準備を始め、母体もそれに併せて変化していきます。
骨盤の緩み
出産に向けて産道を開かなくてはいけないので、骨盤が緩みます。
オキシトシンというホルモンが脳から分泌され、赤ちゃんが子宮口から出てくるために、骨盤や股関節周囲の関節や靭帯を緩める作用があるためです。
膀胱が圧迫されて、尿の回数が増えてしまいます。
辛い場合は、骨盤ベルトなどでサポートするなどありますが、主治医に相談してみましょう。
前駆陣痛
出産が近づくと、おなかが頻繁に張る「前駆陣痛」が生じます。
手を当てると、ボールのように硬くなるようになります。
生理痛のように感じたり、腰痛を生じたり、人によって感じ方が異なります。
陣痛のように感じる場合もありますが、陣痛に比べて弱く、どんどん強くなったり、痛くなる感覚が早くなることがないです。
原因として、胎児にストレスがかかり、胎児への血流を保つために子宮が収縮・弛緩し、血液の調整をしていると言われています。
対策として、
- 横向きになって休む
- 深呼吸
- お腹を撫でる、さする
- 身体を温める
が考えられ、リラックスしてやり過ごすしかありません。
おりもの
子宮口が開こうとするため、おりものが増えます。
おりものシートを使用する場合は、細菌感染に注意するため、こまめに取り替える必要があります。
「おしるし」と言い、おりものに出血が混じることもありますが、子宮口が開きかけてくるときに生じ、お産が近いことを知らせてくれます。
あまりにも出血が多い場合は、主治医に相談しましょう。
外出の注意

臨月に入ると、いつ陣痛・破水が起きてもおかしくありません。
外出する場合は、必ず母子手帳と保険証を必ず携帯し、病院に駆け込める距離までの移動に制限しましょう。
もし外出先で陣痛が始まったとしても、すぐに赤ちゃんが出てくるわけではないので、心を落ち着いて、病院に連絡を入れて、指示を仰ぎましょう。
まとめ
妊娠10ヶ月目(36週〜)にお母さんがすることをまとめてみました。
いつ陣痛が始まってもおかしくない状態で、期待と不安で胸いっぱいになりますが、始まったときの対応などしっかり準備していきましょう。








