子育てをするために、たくさんの本を読んで勉強しています。
『10歳までに知っておきたい!心の強い男の子の育て方』を読んでいるだけでは記憶になかなか残りにくいため、インプットした知識を整理して、
- 「読んで勉強になったこと」
- 「理解が及ばず、さらに勉強をしなくてはいけないこと」
を感じたままに書き留めています。
とても勉強になりましたので、書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介いたします。
目次
『10歳までに知っておきたい!心の強い男の子の育て方』とは?
| 読みやすさ | |
|---|---|
| 専門性 | |
| 役立ち度 |
- 著者:和田秀樹
- 出版社:学研プラス
- 発売日:2011/12/1
- ページ数:215ページ
【目次】
- 序章:これからは、「優しさ」より「心の強さ」
- 第1章:男の子は、あとからぐんぐん伸びてくる!
- 第2章:お母さんと男の子は「ベタベタ愛情関係」でOK!
- 第3章:男の子の「しつけ」で知っておきたいこと
- 第4章:おけいこごとで、わが子の「強み」をつくる
- 第5章:心の強さを育む家庭のちから
- 第6章:「友だち力」の身につけ方
- 第7章:プレッシャーに負けない子にするために
- 第8章:男の子を伸ばす言葉かけの習慣
- 第9章:思春期、男の子の気持ちに寄り添う方法
- 第10章:子育てが思うようにいかなくなったとき…
『10歳までに知っておきたい!心の強い男の子の育て方』を読んで勉強になったこと

『10歳までに知っておきたい!心の強い男の子の育て方』は、発見・信頼・フォローを軸に、心の強い男の子の育て方が語られています。
勉強になったことを、章ごとに抜粋しまとめさせていただきます。
序章:これからは、「優しさ」より「心の強さ」
本書では、男の子に求められる心の強さを3つ挙げられています。
- 競り合いに参加して勝とうとしたり、大きな目標を達成しようとして向かっていく強さ
- 自分への自信に裏打ちされた心の強さ
- イヤなことがあってもへこたれず、周りと協力しながら物事をやりぬける心の強さ
第1章:男の子は、あとからぐんぐん伸びてくる!
子供の頃、男の子が女の子に負けるのは当たり前で、成長が遅く、幼く感じてしまいます。
生物的には、成人男性の方が成人女性よりも脳が大きくなりますが、高校生以降になるまでは女性の方が脳が大きいです。
幼少期に様々な形の競争で負けを経験して自信を失ってしまうため、負けた後に適切なフォローをすることで健全な自己評価を維持してあげる必要があります。
第2章:お母さんと男の子は「ベタベタ愛情関係」でOK!
女の子の場合、母親の世界から逸脱したいという反抗心が湧きますが、男の子は違うようです。
男の子は、いつまでも母親に依存的です。
心理学者のコフートの「母親に愛されて育った子どもは野心をもつ」など引用して、マザコンは良いと主張しています。
母親の存在感・影響力が強く、男の子は母親の価値観を引き継ぎます。
そのため、現実とかけ離れた理想・幻想を伝えるのではなく、本音・現実をしっかり伝える必要があります。
第3章:男の子の「しつけ」で知っておきたいこと
しつけとは、やっても良い事と悪いことの区別を教えることです。
我家のルールを決めて、守っていくことがまず大事になります。
そのため、以下のようにならないように気をつけるように筆者は記載しています。
- いったん決めたルールがだんだんあいまいに
- 「別件」をもち出して、約束を守らない
- 子どもに言い聞かせていることを、親が実行しない
- 上の子に制限したことを、下の子には許してしまう
また、どんな些細なことでも、ルールに反しているのは必ず叱る姿勢が大事です。
第4章:おけいこごとで、わが子の「強み」をつくる
子どもの天才性を見つけるためにも、おけいこごとが大事になります。
教室体験で興味関心を示したものがあれば続けさせて、数回行って飽きてしまったら別のものに乗り換えて、子どもに合ったものを探すようにしましょう。
1番優先すべきは、講師と子どもの相性で、先生を好きになるとどんどん喜んで通うようになります。
また、学力問題の際に、「9歳の壁」という単純思考から抽象思考へ段階が移る過渡期があることを気にせず、男の子はあと伸びを信じる必要があります。
第5章:心の強さを育む家庭のちから
できる限り早い時期に勉強の楽しさを教えるために、リビングの一画に勉強スペースを設けて、家族で勉強をサポートしていく必要があります。
お父さんの育児の関わり方も言及されており、
- 学校やテレビでは教えてくれない真実を伝えれる役割
- 怖い存在・切り札としての役割
を求められています。
第6章:「友だち力」の身につけ方
内気で人付き合いが苦手な子に、「みんなと仲良くできない子はダメ」とコンプレックスを抱えさせ、「自分はダメな子」だという意識を植え付けないようにしなけばなりません。
親自身が過度に心配するのは逆効果で、いじめなどの困難も自ら乗り越えさせる心を育みます。
そのためには、「現状に関して子どもを絶望させないこと」「将来に希望を持たせること」が大事になります。
第7章:プレッシャーに負けない子にするために
成長の度合いとバランスの取れた適度な強さのストレスをバネにして、健全に成長していきます。
「子どもは傷つきやすいから、プレッシャーは排除しなければならない」などという考えは、将来の子どものストレス耐性を考えると良くありません。
親の期待ゼロというのは子どもを落胆させてしまうので、子どもに合った期待のかけ方が大事です。
第8章:男の子を伸ばす言葉かけの習慣
上辺ではなく本気の言葉で褒めることが良いことです。
子どもは親に思い切り褒めてもらいたいし、逆に悪いことをしたときには叱られるのが分かっているため、どちらもないと不安になります。
口先だけではなく、本気で感動して言葉・仕草・態度を使って褒めましょう。
第9章:思春期、男の子の気持ちに寄り添う方法
男の子は「秘密」を持つことによって、お母さんと自分の世界の区別が生まれることによって、思春期が始まります。
お母さんへの依存度も減っていくため、その秘密をしつこく聞いたり見つけ出したりしてはいけません。
むしろ、子どもの中の反抗心を利用して、早く大人になりたいと思わせて、嫌われる・親離れするように仕向けるくらいがちょうど良いのです。
第10章:子育てが思うようにいかなくなったとき…
子供が思うような成果が出せず、親が完璧を求めてしまうなど、育児の行き詰まりには発想の転換が鍵になります。
- ひとつの方法だけにこだわっていないか、振り返る
- 実践している方法が本当に子どもにマッチしているか確認する
- 子どもをよく観察して、現実的に結果が出せそうなことを探して、それを実際にやらせてみる
- できないところばかりに注目するにではなく、その子の取り柄や強みを探して、そこを伸ばすことを優先する
- 満点の人間はいない、と知る
- できないことに完璧を求めるのではなく、伸ばせるところを大切にする
- 今できないことも、これからあと伸びの可能性があること信じる
- 子どもを信じて期待を捨てない
『10歳までに知っておきたい!心の強い男の子の育て方』を読んで今後勉強すべきこと

『10歳までに知っておきたい!心の強い男の子の育て方』以外にも、たくさんの男の子の育て方の本がありますので、他の「男の子の育て方」を読みたいと思います。
まず、本書よりは男の子についてしっかりとフォーカスされていると『男の子のしつけに悩んだら読む本』を読んでみます。
お母さんのために書かれている本として、『お母さんのための「男の子」の育て方』も気になるので読んでみます。
また、本書は10歳までの本でしたが、10歳からの子育ての本も気になりますので、『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい』を読んでみます。
まとめ
『10歳までに知っておきたい!心の強い男の子の育て方』を書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介いたします。
ですが、まだまだ育児について深く学んでいかなければならないと思いました。
そのため、いろんな本を読んでいきたいと思います。








