FX PR

『FXトレーダーの大冒険』の感想・勉強になった内容をまとめ!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

投資の勉強をするために、たくさんの本を読んで勉強しています。

『FXトレーダーの大冒険』を読んでいるだけでは記憶になかなか残りにくいため、インプットした知識を整理して、

  • 「読んで勉強になったこと」
  • 「理解が及ばず、さらに勉強をしなくてはいけないこと」

を感じたままに書き留めています。

とても勉強になりましたので、書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介いたします。

目次

『FXトレーダーの大冒険』とは?

読みやすさ
専門性
役立ち度
  • 著者:ロブ・ブッカー (著)・ブラッド・フリード (監修)・スペンサー倫亜 (翻訳)
  • 出版社:パンローリング社
  • 発売日:2010/1/19
  • ページ数:374ページ

【目次】

  • 監修者まえがき
  • 序文
  • まえがき
  • 謝辞
  • はじめに
  • 第1章 びっくりするような大きな利益を求めて
  • 第2章 明るい未来
  • 第3章 31階への旅
  • 第4章 明るい2つの会話
  • 第5章 教訓を学ぶ
  • 第6章 悪い展開
  • 第7章 悪夢から目覚める努力
  • 第8章 チャーリー・フランク、USナショナルバンクへ行く
  • 第9章 新しい人生設計
  • 第10章 チャーリー・フランク、師匠に出会う
  • 第11章 すべてを白状する
  • 第12章 物事は見かけによらない
  • 第13章 ジョージ・シスラーの過去
  • 第14章 振り出しに戻る
  • 第15章 ウィンクルシュタインとの朝食
  • 第16章 すべての始まりに戻る
  • 第17章 検証
  • 第18章 宿題
  • 第19章 チーム・ベインズ始動
  • 第20章 研究結果の報告
  • 第21章 実践再び
  • 第22章 31階へ戻る
  • 第23章 ツケの清算
  • エピローグ

『FXの大冒険』では、「目標はでっかく→破産寸前→欲しいものを手に入れる!」までのFXトレーダーの物語文学が記載されています。

本書はエンターテインメント性に教育的な要素を交えながら、不安定ながらも高い収益性を期待できる現在のFX市場で資産を増やすには何が必要かを明確に示してくれます。

技術的な要素と啓発的な要素を合わせ持った本書は、ほかに類を見ないFXトレードの手引書であり、この分野で成功するための確かな足がかりを読者に提供してくれます。

著者のロブ・ブッカー氏は、現役のFXトレーダーでありながら、FXトレーディングのアドバイスビジネスを経営し、「FX界のモトリーフール」「ピップス首相」といった愛称で呼ばれています。

他の著書として、『超カンタン アメリカ最強のFX理論』『超カンタン一点突破FX アメリカ最強の理論を極める』などがあります。

『FXトレーダーの大冒険』を読んで勉強になったこと

『FXトレーダーの大冒険』は、ロブ・ブッカーが本書で描くハリー・ベインズは、どこにでもいるトレーダーを象徴する存在です。

大した資金もないままトレードを始めたベインズは、彼は堅い決意だけを武器にFXマーケットというジャングルに飛び込み、次々と困難を克服していきます。

架空の人物の目線で語られる本書は、一貫性のあるトレード手法をFX市場で実践する方法や財政的に自立したFXトレーダーになる方法を、効果的かつ説得力を持って紹介されています。

第1章 びっくりするような大きな利益を求めて

テレビコマーシャルでお金を簡単に稼げる方法として、FXが紹介されていることがきっかけに、ハリー・ベインズはFXを始めます。

億万長者の夢を見て、自分の財務状況をコントロールしはじめたと錯覚します。

ビギナーズラックで1000ドルを1300ドルと資産を増やして大喜びしてしまいます。

第2章 明るい未来

しかし、家賃も滞納し、クレジットカードも上限いっぱい使っています。

借金も2万4000ドルもあり、日々返済に追われています。

そんな中、FXで1日に300ドルも稼げると錯覚し、すぐに借金も返済できると考えてしまいます。

第3章 31階への旅

仕事の使いっ走りで、31階にある「アーネスト・ウエリントン」のトレーディングフロアに足を踏み入れた。

プロのトレーダーの活気とトレードの規模に圧倒されながらも、興味が湧いてしまいます。

依頼人のアンダーソンさんと話している中で、50億ドルのFXファンド設立の話を聞き、31階の仲間に自分もなれるのではないかと有頂天になってしまいます。

また、この日は20pipsで400ドルを稼ぐことができ、2日目にして1000ドルを1700ドルにできたことに喜びます。

第4章 明るい2つの会話

同僚のマーフィーに、31階で働くクレイグとのランチを取り付けてもらう約束をします。

クレイグからFXについて学びたいと思ったからです。

妻に利益を確保するために、口座から出金することを提案されるが、トレードの量を増やしてよりリスクをとることを選択します。

第5章 教訓を学ぶ

クレイグとのランチで多くのことを学びます。

  • 念入りにリサーチをすることで大きく稼げること
  • 利益を確定しないことに耐えられなくなり、パニックで手仕舞ってしまったことを後悔していること
  • 欲深くなって、もっと稼ぎたいと思って短期トレードをしてしまって損失を膨らませてしまったこと
  • 几帳面で感情が足りない人はトレーダーに不向きであること

また、クレイグはトレードの師匠から以下のことを学んだことを伝えます。

  • トレーダーが犯してはいけない1番目の過ち:取り損なうことを恐れること
  • トレーダーが犯してはいけない2番目の過ち:自分のナンセンスを信じること
  • ルール1:うぬぼれるな

第6章 悪い展開

FOMCの発表に夢中のあまり、仕事でミスを犯し、クビになってしまいます。

退職の手切金として、3か月分のお金を得ることはできました。

ウォール街のトレーダー9人の名前と電話番号だけ会社から手に入れて退社します。

第7章 悪夢から目覚める努力

その夜、FOMCの発表後のトレードで追証を出してしまった。

ロスカットされてしまい、1200ドルの損失を出すことになってしまった。

手持ち資金が1700ドル→500ドルになった。

第8章 チャーリー・フランク、USナショナルバンクへ行く

会社をクビになる前にメモしたウォール街のトレーダの情報を元に「USナショナルバンク」へ偽名を用いて忍び込みます。

「アーネスト・ウェリントン」とは違い、活気づいておらず、隠居老人の集まりのようなトレードルームだった。

非農業部門雇用者数が発表されても誰1人動かず、トレードすらしていません。

ここで、サミュエル・ウィンソンに会い、ここで短期にトレードするのだけでなく、日足・週足を用いた長期のトレードを学びます。

第9章 新しい人生設計

「USナショナルバンク」で、投資の本を読んで勉強することの重要性を理解し、本屋で20冊の本を買います。

  • ロウソク足
  • 重要指標
  • レバレッジ

などについてちゃんと勉強をします。

自分が大金を失った理由も考え、「他の用事を済ませるために取引中のトレードをそのままにしてしまった。もっときちんと集中していれば最もマシな結果になっていた。」と結論づけます。

資金管理も徹底し、企業年金を生活費には当てますが、トレード口座には運用しないと判断します。

第10章 チャーリー・フランク、師匠に出会う

「USナショナルバンク」に再度訪問し、サミュエル・ウィンソンに会おうとします。

しかし、受付でサミュエル・ウィンソンは存在しないと言われます。

サミュエル・ウィンソンは偽名で、本命はハーベイ・ウィルクルシュタインで、クレイグの師匠でした。

第11章 すべてを白状する

ウィンクルシュタインは、ハリーが嘘をついて会社に潜入していたことを全て知っていた。

そこで、嘘は禁物であることを伝えるために、偽名で対応してハリーに反省を促します。

また、ハリーに以下の助言をします。

  • 他のトレーダーの真似をするだけじゃなく、自分で分析して計画を立てて投資をすること
  • 家族を養うこと・良いトレードをすることなど2つのことを一度に考えないこと
  • トレードを仕事だと認識すること

第12章 物事は見かけによらない

ウィンクルシュタインに20億ドルを運営している会社に連れていかれます。

ゴミ箱のような汚い事務所でした。

そこのヘッジファンドのマネージャーのシスラーは、富を見せびらかしたり綺麗な格好をするのが目的ではなく、富を増やすことが目的だからこれでいいと言います。

また、以下のトレード内容を学びます。

  • 円キャリートレード:低金利で借入、レバレッジ投資で儲ける
  • スプレッドで多くの手数料を支払っていること
  • トレード以外の経理などは外部委託していること

第13章 ジョージ・シスラーの過去

会社を出て、ウィルクルシュタインとチャイナタウンへ行き、シスラーの過去について教わります。

シスラーは、大手銀行でFXトレーダーたちのまとめ役をし、ゴミ箱ではなく世界最高の環境でトレードをし、基本給まで支給されていました。

しかし、トレードの方法を心得てましたがトレーダーを管理する方法を知らず、トレードへのうぬぼれから失敗します。

シスラーは「勝ちトレードを引っ張り、負けトレードを早めに切る」トレードの原則に破ってしまい、資金を20%のプラスからマイナス27%まで失ってしまいました。

これらの教訓を理解して、トレードをする理由をウィルクルシュタインに証明できない限りトレードをしていけないと約束をして別れました。

第14章 振り出しに戻る

しかし、トレードをしない約束だったのに、「妻にトレードをしてトレード口座を増やしたらどうか」言われて、トレードをしてしまいます。

トレード本を頼りに、「ストキャスティクス・MACD・フィボナッチリトレースメント」などの指標をトレード画面いっぱいにしてしまいました。

憶測でトレードしてしまい、5000ドルあった口座がついに2500ドルになってしまいます。

自分の判断は正しかったが、タイミングとトレード量が多かっただけと混乱し、トレードをそれでも続けてしまいます。

そして、追証にかかってしまい、すべての資金を溶かしてしまいました。

第15章 ウィンクルシュタインとの朝食

資金を溶かした後、ウィルクルシュタインと会談します。

そこで、ピップオークションを通して、どんなにお金を失っても負けで終わりたくなくという気持ちでトレードをしていたことを教えられます。

何ももらっていないのにお金を払いたくない、敗者になりたくないと思ってトレードすることの危険性を示しています。

損失のリスク上限や利益目標を考えないでトレードをして破綻しました。

ハリーは「自制心が欲しい」とウィルクルシュタインに懇願します。

ハリーは何か自制心を持つための秘密があるのではないかと探りますが、他人に頼らずに全力で生き方を変えることが必要だと言われます。

損失を埋めるために仕事をして、取引口座にあるお金に対する考えを改めることにします。

第16章 すべての始まりに戻る

クビになった職場に行き、2か月で5000ドルの契約社員になることができた。

妻にも連絡をし、トレードで損失を出したことなど洗いざらい全てを話した。

仕事をすること、トレードを諦めないことに妻も満足した。

31階のトレードフロアのアンダーソンにも全てを話すと、デスクとコンピューターを置くからそこでトレードをしていいことを告げられます。

そこで、家で分析をするとトレードをしてしまうかもしれないので、トレードフロアで分析をすることにしました。

第17章 検証

トレードをせずに、分析をしてメモだけしていると、そのメモを見てトレードをする人が多くいました。

アンダーソンが信頼し、ウィンクルシュタインの教え子でもあるので、みんなが注目してしまいました。

トレードフロアの多くは、人のトレードアイデアを用いて自制心を持ち合わせていないことに気づきます。

分別と秩序あるトレードができていることに喜びますが、週末も出勤しバックテストについて学んだりします。

第18章 宿題

シスラーに言われた金利の宿題を進めたので、シスラーに会いに行きます。

個人向けのキャリートレードをスワップ金利で行うことができるとシスラーに説明する。

しかし、リスク分散をしてヘッジする方法を答えることができませんでした。

シスラーにオプション取引・先物取引でヘッジすることを提案されます。

また、金利が為替の価値を変化させることを明確に示して証明するために、20年分のチャートデータを分析します。

第19章 チーム・ベインズ始動

自分でしっかり分析もできるようになったところで、ウィンクルシュタインがトレードを再開するように告げた。

25対75ルールで、口座を25%以上減らすと口座の全部を失うようになることを学んだため、取引ルールも勝率75%以上のものを使います。

また、夫婦でチームになって、妻にいくらのお金をリスクに晒しているのかを妻も知っておく必要があります。

トレードに責任を持つため、トレードの記録を取り、それを妻に管理してもらいます。

第20章 研究結果の報告

シスラーに20年分のチャートを分析した結果を発表しました。

以下の手法を提案します。

  • 金利差の上昇はクロス通貨上昇よりも数ヶ月先に先行しすることを使ってトレードする手法
  • 証券口座ごとに金利差を利用した両建てによるスワップ金利のサヤ取り手法

第21章 実践再び

5000ドルを投資口座に入金し、トレードを再開した。

1度のトレードで7%もの成果を上げることができた。

第22章 31階へ戻る

アンダーソンはハリーを外部の相談役としてお金を支払った。

しかし、31階の法律フロアの誰にもバレないように書類を持ってくるように要求した。

今までアンダーソンが優しかったのは、ハリーを買収して、訴訟の書類を手に入れるためだったのです。

ハリーはキッパリとアンダーソンの申し出を断ります。

第23章 ツケの清算

ハリーはトレードフロアでの実績から、新しく立ち上げるFXファンドの一員に招かれ、トレードの利益の30%を受け取ることでそれを了承した。

トレード自体もの順調で、損失を限定的にできていた。

また、ウィルクルシュタインから過去のツケの清算のために、破綻しそうなトレーダーのために指導をすることを約束します。

『FXトレーダーの大冒険』を読んで今後勉強すべきこと

『FXの大冒険』を読んで、もっとFXについて勉強しなくてはと思いました。

FXのファンダメンタル分析の基礎固めとして『ずっと稼げるロンドンFX』をおすすめされたので読んでみます。

『ずっと稼げるロンドンFX』を読んだ感想・勉強になった内容まとめ!資産運用をするために、たくさんの本を読んで勉強させて頂いていますが、読んでも記憶になかなか残りにくいため、インプットした知識をアウトプッ...

また、心理分析・リスク管理を学ぶことができる『ザ・トレーディング』を読んでみます。

『ザ・トレーディング』を読んだ感想・勉強になった内容をまとめてみた!投資の勉強をするために、たくさんの本を読んで勉強しています。 『ザ・トレーディング』を読んでいるだけでは記憶になかなか残りにくいた...

まとめ

『FXトレーダーの大冒険』を書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介させていただきました。

投資をしていくためには、まだまだトレーニングが必要ではありますが、少しずつ実践していこうと思います。

より優れた投資家になるために、色々な本を読んでみたいと思います。