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『世界一やさしい 日経225 オプション取引の教科書1年生』の感想・勉強になった内容まとめ!

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投資の勉強をするために、たくさんの本を読んで勉強しています。

『世界一やさしい 日経225 オプション取引の教科書1年生』を読んでいるだけでは記憶になかなか残りにくいため、インプットした知識を整理して、

  • 「読んで勉強になったこと」
  • 「理解が及ばず、さらに勉強をしなくてはいけないこと」

を感じたままに書き留めています。

とても勉強になりましたので、書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介いたします。

目次

『世界一やさしい 日経225 オプション取引の教科書1年生』とは?

読みやすさ
専門性
役立ち度
  • 著者:岩田 亮 (著)
  • 出版社:ソーテック社
  • 発売日:2017/7/21
  • ページ数:256ページ

【目次】

  • 0時限目 そもそもオプション取引って何?
  • 1時限目 オプション取引に必須の知識を身につけよう
  • 2時限目 高い勝率を誇るコール売り戦略
  • 3時限目 お小遣いからはじめられるニアプット買い戦略
  • 4時限目 株の大暴落でひと財産つくるファープット買い戦略
  • 5時限目 成功への道しるべ

『世界一やさしい 日経225 オプション取引の教科書1年生』は、オプション取引の超初心者の担当編集者がわかるまでこだわった入門書です。

オプション取引の仕組みを最大限知り尽くした戦略で、主軸は「コール売り戦略」です。

30万円からはじめられる勝ちパターンも公開して、勝っても負けても2万円の利益か損失しかない、「ニアプット戦略」などもが紹介されています。

著者の岩田 亮氏は、225オプション投資倶楽部「オプコアPRO」主宰で、コアネット資産管理研究所(投資助言業・関東財務局長(全商)第718号)代表取締役です。

『世界一やさしい 日経225 オプション取引の教科書1年生』を読んで勉強になったこと

『世界一やさしい 日経225 オプション取引の教科書1年生』では、初心者のために書かれているため、複数のオプションを組み合わせた「合成ポジション」などの複雑なことはしません。

そのかわり、単純なコール売り戦略で、日経平均が上がっても下がっても利益で終わらせることができます。

章ごとに勉強になった内容をまとめさせていただきます。

0時限目 そもそもオプション取引って何?

オプション取引とは、権利を売買することです。

この権利価格をプレミアムといい、以下の条件で上下します。

  • 時間の経過ともにプレミアムは安くなる。
  • ボラが大きくなるとプレミアムは高くなる。

オプションの買いは「損失率大・勝率小」、オプションの売り「損失率小・勝率大」の性質もあります。

1時限目 オプション取引に必須の知識を身につけよう

コールとは買う権利、プットとは売る権利のことです。

日経225のオプションの表記方法は以下の通りになります。

  • 5C180:5 限月が5月 C コール 180 権利行使価格18000円
  • 4P140:4 限月が4月 P プット 140 権利行使価格14000円

取引の満期として権利行使日が決まっており、限月=SQが設定されています。

日経先物ラージのSQは3・6・9・12月の年4回、日経先物ミニ・オプションのSQは毎月で年12回で、SQ日は第2金曜日になります。

証拠金に関して、買いと売りでルールが異なり、買いはプレミアム×1000倍の資金が必要で、売りで設定された必要証拠金が必要になります。

オプションのプレミアムは、3つの要素で決定しています。

  1. 権利行使価格
  2. 時間
  3. 恐怖心

①権利行使価格

「オプションのプレミアム=本質的価値+時間価値」となります。

オプションのマーケットは、本質的な価値とは無縁の時間価値を売ったり買ったりする市場だという認識が必要です。

本質的価値は、コールオプションは上回った部分、プットオプションは下回った部分です。

②時間

時間的価値は、SQまでの日数がたくさん残っていれば、暴騰・下落に対する期待が高くなるので、プレミアムが高くなります。

③恐怖心

恐怖心として、ボラティリティがオプションのプレミアムに直結しており、IVが主に用いられます。

IVは、現時点での225オプション・トレーダーの「慌て度」を表したもので、基本的に20%で推移しています。

IVの活用方法は以下のようになります

  • オプションの値段が割安か割高か判断できる
  • 売買のタイミングを図る判断材料
  • 相場の大変動が起こったときにどこまで値上がりするか見当がつく

IVが変化した時のプレミアムに与える影響が公式化されています。

IVの上昇幅×ベガ=プレミアムの上昇幅

ベガはギリシャ指標で、デルタ・ガンマ・ベガ・セータの4指標があります。

2時限目 高い勝率を誇るコール売り戦略

トレードルールを学ぶ前に3つの約束を守るように、岩田 亮氏は説明しています。

  1. オプションの基礎知識をマスターする:1限目を理解する
  2. 資金管理のルールを徹底する:必要証拠金は口座の1/3までにする
  3. バーチャルで練習する

コール売り戦略で、オプションの時間的価値の減少を狙います。

【コールオプションの売り建て方のルール】

  • SQまでの残日数:50〜20日
  • プレミアム:15〜20円
  • 権利行使価格までのマージン:2000円以上
  • 利確:10円×1000枚=10000円

これらのルールをもとにトレードを仕掛けますが、「建玉が多いとき(3万枚以上)・急落からの急反発・大荒れのときは手を出さない・大きなイベント」などの条件がある時はトレードを見送ります。

3時限目 お小遣いからはじめられるニアプット買い戦略

30万円程度ではじめられるために、岩田 亮氏が考案した戦略が「ニアプット買い戦略」です。

証拠金が必要なく、プレミアム高すぎず低すぎない、より値動きが大きいプット側を使うことで、買い戦略で値動きに慣れ、オプション取引の練習にもなります。

【ニアプット買い戦略のルール】

  • プレミアム:40〜60円
  • 利確:20円
  • 損切り:20円
  • SQまでの残日数:60〜40日
  • エントリータイミング:IVが低いとき 25%以下
              :RSI70%以上のゾーンから70%ラインを割り込む

4限目 ファープット買い戦略

「ファープット買い戦略」は、大暴落に備え、掛け捨ての保険としてのトレード方法です。

残日数60日以上残っている1円のプットを大量に買うことで、暴落時にプレミアムが50・100・150倍になった時に手仕舞います。

数年に1回の暴落に備えるため、ほとんどが無駄金になりますが、暴落時には一財産作れるのが、魅力的です。

5時限目 成功への道しるべ

上記の戦略は、地味に、チマチマ、少しずつ稼いでいく戦略であり、チマチマ感を楽しめる心のゆとりが何よりも必要になります。

メンタル管理・証拠金管理を徹底し、取引に向きなければなりません。

最後に著者の225オプション投資倶楽部「オプコアPRO」の1ヶ月無料体験が紹介されており、一匹狼ではなくみんなで投資をしようと説明されています。

『世界一やさしい 日経225 オプション取引の教科書1年生』を読んで今後勉強すべきこと

『世界一やさしい 日経225 オプション取引の教科書1年生』では、オプション取引の基礎について理解することができました。

オプション取引についての勉強をしていかなければならないと思いましたが、まだ基礎がしっかり身に付いていないので、他のオプションの入門書系を読んでみます。

まず、YouTubeなどで解説動画があげている千竃鉄平氏の書籍『はじめての日経225オプション投資』を読んでみます。

また、同じソーテック社から出版されている世界一やさしいシリーズの『世界一やさしい 日経225先物の教科書 1年生』を読んでみます。

まとめ

『世界一やさしい 日経225 オプション取引の教科書1年生』を書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介させていただきました。

投資をしていくためには、まだまだトレーニングが必要ではありますが、少しずつ実践していこうと思います。

より優れた投資家になるために、色々な本を読んでみたいと思います。