ビジネスで成功するにはどうしたらいいだろうかと、たくさんの本を読んで勉強しています。
『金持ち父さん貧乏父さん』を読んでいるだけでは記憶になかなか残りにくいため、インプットした知識を整理して、
- 「読んで勉強になったこと」
- 「理解が及ばず、さらに勉強をしなくてはいけないこと」
を感じたままに書き留めています。
とても勉強になりましたので、書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介いたします。
目次
『金持ち父さん貧乏父さん』とは?
| 読みやすさ | |
|---|---|
| 専門性 | |
| 役立ち度 |
- 著者:
- 出版社:筑摩書房
- 発売日:2000/11/9
- ページ数:288ページ
【目次】
- 教えの書ー金持ち父さんの六つの教え
- 金持ちはお金のためには働かない
- お金の流れの読み方を学ぶ
- 自分のビジネスを持つ
- 会社を作って節税する
- 金持ちはお金を作り出す
- お金のためでなく学ぶために働く
- 実践の書
- まず五つの障害を乗り越えよう
- スタートを切るための十のステップ
- 具体的な行動を始めるためのヒント
『金持ち父さん貧乏父さん』は、全世界で1000万部、51ヶ国語に翻訳、109カ国で紹介された本です。
学校教育では絶対教えてくれない「経済面でのリテラシー」を学ぶことができます。
米国では1997年に、日本では2000年に発売され、改訂版が2013年に出版されています。
改訂前後で内容の違いはほとんどありませんが、改訂版はリーマン・ショック以降の市場についても反映されています。
本の内容を習得できるキャッシュフローゲームというボードゲームが出されています。
『金持ち父さん貧乏父さん』を読んで勉強になったこと

『金持ち父さん貧乏父さん』は、キャッシュフローゲームを販売するために書かれた本です。
キャッシュフローゲームは、ロバート・キヨサキがお金持ちとそうでない人の格差を解決するための手段として考えだしたものです。
金持ち父さんとは彼の幼なじみである「マイク」の父親のことで、貧乏父さんとはロバート・キヨサキの実の父親です。
この2人の父親から学んだ金融リテラシーがまとめられています。
金持ち父さんの六つの教え
金持ち父さんの6つの教えが最初にまとめられています。
- 金持ちはお金のためには働かない
- お金の流れの読み方を学ぶ
- 自分のビジネスを持つ
- 会社を作って節税する
- 金持ちはお金を作り出す
- お金のためでなく学ぶために働く
①金持ちはお金のためには働かない
金持ち父さんは、「中流以下の人間はお金のために働く、金持ちは自分のためにお金を働かせる」ことを主人公に教えます。
人生の中で一番貴重であるのはお金でなくて時間だということです。
中流以下の働いても働いても一向に資産が貯まらない様子を、回し車の中でクルクル回っているネズミに似ていることから「ラットレース」と呼んでいます。
学校はお金のために働く方法を学ぶ場所であり、自動的にラットレースに入ってしまうように仕向けられています。
恐怖と欲望で歪められた魂がお金によって癒されると思っています。
本書の内容は、以下に「ラットレース」から抜け出すための考え方・ノウハウがまとめられています。
お金の勉強は、学校を卒業しても終わることがなく、努力し続けなければなりません。
②お金の流れの読み方を学ぶ
金持ち父さんは、資産と負債の違いを知ることが大事だと説明します。
- 資産:わたしのポケットにお金を入れてくれる
- 負債:わたしのポケットからお金をとっていく
この違いを理解するために、損益計算書・賃借対照表などの会計の仕組みについて学ぶことが大切です。
この考えにより「持ち家は資産ではなく負債である」という本書の独特なロジックになります。
③自分のビジネスを持つ
「ラットレース」から自分のビジネスを持つことが大事です。
そのビジネスを本当の資産にするために、自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネスにしなくてはいけません。
仕事は誰かに与えられたもので、ビジネスは自分が仕組みを作ったものを表します。
仕事とビジネスは全く考え方が異なり、考え方を変えなければいけないことが記載されています。
④会社を作って節税する
資産を築き上げるためには、会社を作って、法律の範囲で効果的な節税をして、資産を守る必要があります。
資産を守るために大切な能力のことを、金持ち父さんは「ファイナンシャルインテリジェンス」と呼んでおり、以下の4つの要素のことを指します。
ファイナンシャルインテリジェンスの4つの要素
- 会計力:数字を読む力
- 投資力:戦略を立てる力
- 市場の理解力:市場の理解、チャンスを掴む力
- 法律力:会計・会社・国・自治体に関する法律をうまく活用する力
⑤金持ちはお金を作り出す
不動産と株でお金を作り出すことが示されています。
様々な経験を積んで失敗をすることが、結果として選択肢を沢山持つ成功へのプロセスです。
お金を作り出す3つの技術は以下の通りです。
- 他の人が見逃すとチャンスを見つける技術
- 資金を集める技術
- 頭のいい人間を集めて組織する技術
⑥お金のためでなく学ぶために働く
本書は、資産を形成することに重きを置いていますが、働くことを否定しているわけではありません。
経験値が高い方が視野が広がるので、広く浅く学ぶことが大事です。
五つの障害
5つの障害について乗り越えなければなりません。
- 恐怖心
- 臆病風
- 怠け心
- 悪い習慣
- 傲慢さ
①恐怖心
お金を失うことに対する恐怖心を無くさないといけません。
失敗を恐れず、失敗は敗者を勝者に変えるというマインドが大事です。
- もし危険を冒したり、失敗したりすることがいやだというならば、若いうちに始めること。
- テキサス人のようなものの考え方をしろ。勝ったことを誇りに、負けた時はそれを自慢する。
- 失敗をこやしにしてやる気を起こす者が勝者となり、失敗によって打ち負かされるものが敗者になる。
②臆病風
臆病な人間は決して勝者になれません。
根拠のない疑い・恐怖が、人間を臆病にさせてしまいます。
憶病な人間は批判をし、勝利を納める人間は分析します。
③怠け心
人は忙しいことを理由に怠けます。
怠け心には欲張り心が薬になり、童心のように欲張りになることで怠け心に打ち勝てるようになります。
それを買う金はないではなく、どうやったらそれを買えるようになるのかと欲張ることは良いことだといいます。
④悪い習慣
自分への支払いを後回しにするのは悪い習慣です。
借金・税金の支払いを最後にすることで、自分にプレッシャーをかけて原動力にします。
⑤傲慢さ
無知を隠すための傲慢さを利用するのは良くないということになります。
スタートを切るための十のステップ
スタートを切るための10のテクニックは以下の通りです。
- 強い目的意識を持つ
- 毎日自分で道を選ぶ
- 友人を慎重に選ぶ
- 新しいやり方を次々と仕入れる
- 自分に対する支払をまずすませる
- ブローカーにたっぷり払う
- もとはかならず取り返す
- 贅沢品は資産に買わせる
- ヒーローを持つ
- 教えることで得る
具体的な行動を始めるためのヒント
変わっていくために具体的な行動のヒントが記載されています。
- いまやっていることをやめる
- 新しいアイディアを探す
- 自分がやりたいと思っていることをすでにやり遂げた人を見つける
- 講座を見つける・教材を買う
- オファーをたくさんする
- ジョギング・ウォーキング・ドライブ
- 将来の価値を見極める
- 株式をバーゲンで買う
- パイはまるごと買って分けろ
- 歴史から学ぶ
『金持ち父さん貧乏父さん』を読んで今後勉強すべきこと

『金持ち父さん貧乏父さん』関連の書籍は、たくさん出版されていますので、それらを読んでみます。
『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』
『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』
『金持ち父さんの投資ガイド 上級編』
『金持ち父さんの子供はみんな天才』
『金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法』
『金持ち父さんの起業する前に読む本』
『金持ち父さんの予言』
『金持ち父さんの金持ちになるガイドブック』
『金持ち父さんのパワー投資術』
『金持ち父さんの21世紀のビジネス』
まとめ
『金持ち父さん貧乏父さん』を書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介させていただきました。
まだまだトレーニングが必要ではありますが、少しずつ本書の内容について実践していこうと思います。
より優れた投資家になるために、色々な本を読んでみたいと思います。














