妊娠8ヶ月目(28〜31週)は、妊娠後期に入り、赤ちゃんの成長も盛んになり、7ヶ月目は月に100g増だったところが、8ヶ月目には週に100〜150g増になります。
赤ちゃんは身長40〜44cm、体重1100〜1650gほどになります。
骨格が完成し、聴覚も完成を迎え、脳も成長します。
乳房で母乳を作る準備ができ、圧迫すると黄白色の初乳がみられるかもしれません。
この時期にお母さんがすることをまとめさせていただきました。
目次
行動への注意について

おなかが大きくせりだすほど大きくなるため、子宮に圧迫されて、腰痛・便秘になりやすいですが、特に注意すべきことは、足元が見えにくくなります。
階段・段差に気を付け、前屈みになるようなお風呂掃除などは避けましょう。
足のマッサージ・爪切りなども困難になりますので、お父さんにやってもらうと良いです。
貧血対策について

おなかが大きくなるということは、それだけ赤ちゃんへ供給される血液量が妊娠前の50%増になるので、貧血になる人が増える時期です。
鉄分など必要な栄養素を補給することを意識しましょう。
具体的には妊娠中期・後期は
21.0mg/日(18-29歳)・21.5mg/日(30-49歳)
の鉄分が必要です。(「日本人の食事摂取基準(2015年版)」より)
鉄欠乏症の兆候として以下のものがありますので、これらには気をつけましょう。
- 疲労感および無力感
- 作業能率の低下
- 体温維持能力の低下
- 免疫機能低下による易感染性の増大
- 舌炎(舌が赤く腫れる)
入院準備について

妊娠後期に入ると、早産の可能性があると緊急入院になります。
入院に必要なものはこの時期から早めに買っておいた方が良いです。
入院時に使うパジャマ・洗面具などはあるかもしれませんが、出産特有の「産褥ショーツ・産褥パッド」などはもっといないと思います。
いざというときにすぐ出せるように荷造りもしておくと、緊急時に対応できますので、準備しておきましょう。
まとめ
妊娠8ヶ月目(28〜31週)にお母さんがすることをまとめさせていただきました。
お腹が大きくなってきて、出産への準備に進んでいきます。
早産の可能性もちらつく怖い時期ではありますが、必要な準備・対策を抜かりなく実施していきましょう。
次の妊娠9ヶ月目(32〜35週)は、臨月に差し掛かり、心臓や肺が苦しくなるほど赤ちゃんが大きくなります。
出来る限りリラックスして、出産に向かいましょう。







