妊娠5ヶ月目(16〜19週)は、胎盤が完成し、いわゆる「安定期」に入ります。
赤ちゃんの骨・筋肉に伴い爪も生え始め、皮下脂肪もつき、胎脂という皮脂が全身を覆うようになります。
この頃になると活発に赤ちゃんが動くようになり、19週目くらいで胎動を感じられるようになる人もいます。
この時期にお母さんがすることをまとめさせていただきました。
目次
旅行・引越しについて

安定期に入り、お腹がそこまで大きくなくて目立たないため、今後の出産・育児のことを考えると、この時期が旅行をする最後のタイミングだということで、旅行・引越しをする人も少なくないと思います。
主治医の健康チャックを受けてOKがもらえれば、ぜひ旅行・引越しを行いましょう。
ただし、こまめな休憩・重い物を持たないなど注意が必要です。
母子手帳・健康保険証はお忘れなく。
運動について

妊娠4ヶ月目(12〜15週)では週1度の運動をおすすめしましたが、安定期に入りますと、週2〜3回の運動をするほどの強度に耐えることができますので、少しずつ運動を取り入れましょう。
注意すべき点としては、お腹が大きくなることに併せて、体の人体が緩み始ます。
腰痛などの不具合が出てくることがありますので、十分注意して運動するようにしましょう。
推奨されているのは、以下のような運動です。
- マタニティヨガ
- マタニティビクス
- ランニング
- 水泳
妊娠線のケア

お腹・乳房が急激に大きくなると、皮膚の組織に断裂ができる「妊娠線」ができることがあります。
急激に皮膚が伸びることによってできるもので、肉割れなどと同等の症状で、赤紫色のミミズ腫れのようになります。
妊娠8ヶ月頃がピークになりますが、5ヶ月からでき始ます。
妊娠線は1度できてしまうと完全に消えることはないので、予防・数を抑えるためにも、早めのケアが大事になります。
水分の多い皮膚は弾性があり伸びやすく肉割れが起きにくいので、ケアは皮膚の保湿が大事になります。
入浴後には、妊娠線ケアの保湿クリーム・オイルでお腹・乳房をケアすることを欠かさないようにしましょう。
両親学級について

安定期のこの時期から、自治体・病院が主催して行う「両親学級・パパママクラブ・育児教室」などが始まります。
妊娠中から産後の育児までの知識・情報を学ぶことができ、沐浴の練習などの実践的な勉強もできます。
主治医以外の医師・助産師・看護師・栄養士などに質問できる機会でもあり、妊婦さんの交流の場でもあるので、悩み事の解消につながります。
初めてのお産だと分からないことだらけですので、このような機会を利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
妊娠5ヶ月目(16〜19週)にお母さんがすることをまとめさせていただきました。
安定期に入り、旅行にも行けて、両親学級などもあるため、とても気持ちが明るく前向きになります。
次の妊娠6ヶ月目(20〜23週)も、比較的穏やかに過ごすことができますが、しっかり準備していきましょう。








