乳幼児 PR

ホワイトノイズが赤ちゃんに与える影響について 〜鎮静化・音のカーテン〜

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ホワイトノイズは、赤ちゃんがおなかの中にいた際に聞こえていた胎内音と似たような音であることがわかっています。

ホワイトノイズが、子どもに対して様々な影響を与えることは、多くの研究で明らかになっています。

今回は、このホワイトノイズが赤ちゃんに与える影響について、まとめさせていただきます。

目次

ホワイトノイズとは?

ホワイトノイズとは、全帯域にわたるひとつひとつの周波数をほぼ均等に持ったノイズで、単調で予測可能な退屈な音です。

以下のような音がホワイトノイズの一例として挙げられます。

  • テレビの放送終了後に流れるザーというノイズ音
  • 口で「シー」と言う音
  • 換気扇・扇風機の音
  • ビニール袋の擦れる音
  • 掃除機
  • ドライヤー
  • 波の音
  • 雨の音

赤ちゃんに与えるホワイトノイズの効果として、「安心・鎮静化」「音のカーテン」が挙げられます。

ホワイトノイズの効果① 安心・鎮静化

胎内音の特徴である「3,000Hz以下の低音」「連続性のある波形の滑らかな音」に類似した音を聞くと、泣いていても泣き止むとした医学的な実証研究があります。【室岡一(1979)胎内音の新生児に及ぼす影響.小児科,20⑶.259-265】

また、胎内音に近い音が新生児の鎮静効果に役立つという研究が2013年に「日本生理人類学会誌」で発表されています。

自動車メーカーのホンダが胎内音と車のエンジン音の周波数が近いことに着目し、車のエンジン音に鎮静効果があると実験の結果を発表しています。

ホワイトノイズの効果② 音のカーテン

赤ちゃんは、子宮内でお母さんの心音を連続的に約85dbという大音量で聞いています。

出産後の「静かな環境」「一定ではない音」に赤ちゃんが戸惑ってしまいます。

そのため、胎内音と似たホワイトノイズをかけておくことで、音のカーテンの役割を果たしてくれます。

眠りのサイクルが未熟な時はわずかな音でも目が覚めてしまうので、眠りを妨げる音をかき消すとしても注目されています。

リビング・台所などの生活音を除去することで、赤ちゃんに快適な環境を用意することができます。

ホワイトノイズの利用方法

ホワイトノイズマシーンというものがあり、ホワイトノイズを流してくれる機械があります。

タイマー機能などもついており、コードレスなものが多いので使いやすいです。

YouTubeにある「ホワイトノイズ」を流すこともできますが、広告が入ってしまったり、LINEの通知音などが鳴ってしまうことで意味がなくなってしまう場合がほとんどです。

家にコンポなどがある場合は、ホワイトノイズのCDなどもありますので、それをかけてあげても良いと思います。

また、こういうものに頼らずに、夏場であれば扇風機をつけてその音を聞かせるのも1つの手です。

寝かしつける時だけにしかできませんが、口で「シー」と発してあげるのがおすすめです。

まとめ

ホワイトノイズが赤ちゃんに与える良い影響についてまとめさせていただきました。

残念ながら、内閣府子ども・子育て白書によると、親子の平均的接触時間は減っており、子どもと触れあい、ゆっくり会話をするといった時間は減ってしまっています。

子どもと触れ合い・関わる時間を増やしてあげることが、子どものため・親のためになりますが、ご自身のペースで育児を出来る範囲で良いものにしていきましょう。