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『「週4時間」だけ働く。』を読んでFIREに向けて勉強になった内容まとめ!

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FIRE( Financial Independence, Retire Early =経済的自立)を目指すにはどうしたらいいだろうかと、たくさんの本を読んで勉強しています。

『「週4時間」だけ働く。』を読んでいるだけでは記憶になかなか残りにくいため、インプットした知識を整理して、

  • 「読んで勉強になったこと」
  • 「理解が及ばず、さらに勉強をしなくてはいけないこと」

を感じたままに書き留めています。

とても勉強になりましたので、書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介いたします。

目次

『「週4時間」だけ働く。』とは?

読みやすさ
専門性
役立ち度
  • 著者ティモシー・フェリス (著)/田中じゅん (翻訳)
  • 出版社:青志社
  • 発売日:2011/2/3
  • ページ数:640ページ

<目次>

  • はじめに 知っておいてほしいこと
  • ステップ1 定義(Defi nition)の「D」
  • ステップ2 捨てる(Elimination)の「E」
  • ステップ3 自動化(Automation)の「A」
  • ステップ4 解放(Liberation)の「L」
  • おわりに 言い忘れていた、大事なこと

『「週4時間」だけ働く。』の原著である『なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか』(小社刊)は、『ニューヨーク・タイムズ』『ウォールストリート・ジャーナル』『ビジネス・ウィーク』のベストセラー1位を記録しました。

ティモシー・フェリスは、過去に何度もうつ病と闘っており、新しいライフスタイルを手に入れました。

そのことについては、TEDでも話されています。

週4時間働くだけでお金持ちになれるとしたらという夢を実現して、本当にやりたいことを今やらず、先送りにする「先送り人生プラン」は捨てることを目標にしています。

富だけ持っている金持ちはもう古い。という新しい考え方です。

それらを実践して、人生を楽しむ人を本書は「ニューリッチ」と名付けています。

100万ドルが無くても、億万長者ような自由で新しい生き方をするために必要なことが理解できる傑作です。

ニューリッチを目指すための考え方・方法・役に立つサイト・読書案内まで、640ページの厚さにぎっしりと詰まっています。

『「週4時間」だけ働く。』を読むきっかけ

「リタイアしたい」と常日頃から考えてるけど、完全なリタイアを実施するには数億円は必要とされています。

一生懸命働いた後にリタイアするには30年ほどかかり、なかなかリタイアが遠い存在でした。

アーリーリタイアされた先輩に、どうしたらいいかと話をしたところ、おすすめの本として、この「週4時間」だけ働く。を紹介してもらいました。

また、「大富豪の仕事術」にもこの本の紹介がありました。

https://tabi-no-shirushi.com/millionaires-work-skills/

「4時間は無理だろ!」とツッコミを入れつつ、本書の内容を一部でも実践できれば、労働時間を減らしながら、収入を高め、自分の自由の時間を高められるのではと思い、読んでみました。

『「週4時間」だけ働く』を読んで勉強になったこと

『「週4時間」だけ働く。』は、仕事から解放されて本当に好きなことをする「ニューリッチ」になろうと提唱し、そのためのスキルを伝えるという内容です。

富だけを持っている金持ちはもう古い。ニューリッチ(NR)は、先送り人生プランを捨て去り、「ニューリッチ通貨」を使って贅沢なライフスタイルを創り出す人々のことだ。

「ニューリッチ通貨」は2種類ある。時間と移動だ。これらは芸術的、科学的な概念であり、私たちがライフスタイルデザイン(LD)と呼ぶものだ。

引用:「週4時間」だけ働く P25

「時間」と「移動」を使い「今」を心行くまで堪能するためのライフスタイルデザイン(LD)には4つのステップがあります。

1.Definition(定義)
2.Elimination(排除)
3.Automation(自動化)
4.Liberation(解放)

頭文字を取ってDEALと呼ばれています。

「D」=定義(Definition)

「D」の章では、「NR=ニューリッチ」とは何か、僕らが最終的にどういう状態・人生を目指すべきかを定義しています。

この志を低くし、約束を破り「現実を受け入れた」非NRの人のことを以下のように表現しています。

赤のBMWコンパーチブルに乗ったメタボ中年

引用:「週4時間」だけ働く P89

他人より多く稼ぐことを目的に、休みもなく働いて、たいして欲しくもない高級車を他人に見せびらかす人生ではダメだということです。

仕事が少ないことが怠けではなく、理想を諦め、自分の人生を流れに任せてしまうことこそが怠けだという考えです。

自分の本当にやりたいことのために、必要なお金や時間を得ることに重点を置きます。

「ほしいもの・なりたいもの・やりたいこと」が何かを定義し、それを達成するための目標設定・必要なひと月分の週目標収益を計算する「ドリームライン」の制作が紹介されていました。

章末のこのドリームラインの作成を本に従って実施することで次のステップに移ることができます。

「E」=捨てる(Elimination)

「E」の章では、NRになるためにあらゆる無駄を捨て、生産的にになる方法が示されています。

『「週4時間」だけ働く。』で度々出てくる考え方として、「パレートの法則」80:20の法則)が紹介されています。

「富と所得の80%は人口の20%によって作り出され所有されている」というものです。

これを用いて、著者は、次のような指摘をしています。

  • 20%のどんなことが原因で、80%の困ったことや不幸が生み出されるのか?
  • 20%のどんなことが原因で、80%の満足いく結果や幸せが生み出されるのか?
  • あなたを楽しませ、前進させる原因の80%をつくる人のうち20%は誰か?
  • あなたの落ち込み、怒り、後悔の80%をつくる人のうち20%はだれか?

これに当てはめて、無駄を取り除き生産性をあげ、いかに自分のために時間を作っていくかが肝心です。

実践するためにさまざまな策を提案されており、低情報ダイエットを実施して、「敢えて無知でいる」ことなどを進めています。

「A」=自動化(Automation)

「A」の章では、自分の時間をつくるための究極の手段として、自分のビジネスの「外注化」「アウトソーシング」して自働化させる法が示してあります。

製造から広告デザインまでアウトソーシング出来ると表現されています。

この中でも、バーチャル・アシスタント(VA)を雇うことが最も特徴的な方法でした。

電話・メール・クラウド・Skypeなどを用いて、秘書サービス会社と契約し、面倒な事務手続きや業務を全部アウトソースしてしまいます。

しかも、物価が安くて英語が通用するインドの会社を進めています。

インドにすることで自分が寝ている間に働いてくれるため、とても効率的です。

絡回数を極端に制限し、部下やVAに正しく権限を委譲することで、自分の時間が増え、ビジネスも上手くいく好循環を生み出せます。

日本人にとって、この聞きなじみのないVAをどうすれば利用することができるのか事細かく書かれているので、参考になります。

また、VA以外にも、ネットショップ・アフィリエイトなどのビジネスを自動化するためのテクニックが紹介されています。

収益・キャッシュフローのオートパイロット化を学ぶことができました。

「L」=開放(Liberation)

「L」の章では、前章で自動化したビジネスから自分を消して、完全に自由になり、自分自身を解放する方法が示されています。

自分が不在でもビジネスが完成した場合におすすめされていることは、ミニ・リタイアメントです。

ミニ・リタイアメントとは、1ヶ月〜数ヶ月の間、自分の国を離れて物価が安く治安が安定している場所へ家族で旅をすることです。

物価が安い国でゆっくりと過ごすため、先進で生活するよりも節約することができるため、良いこと尽くめです。

ここで大事なのは、「自由とお金を手にした後」のことです。

NRがやってしまう間違いを13つ挙げられています。

  1. 夢を見失い、働くために働く世界に戻ってる。
  2. 管理やメール返信で時間を費やしている。
  3. 外部委託業者や一緒に働く人間が対処できる問題を自分で処理してしまっている。
  4. 外部委託業者や一緒に働く人間を、同じ問題に関して一度以上手伝っている。あるいはさほど重要でない問題について手伝っている。
  5. 経費以外の楽しみに使える収入が十分得られているときに、とりわけ資格や能力のない顧客や、海外の有望顧客を追いかけている。
  6. 売り上げに結びつかない、あるいは、FAQや自動応答システムで回答できるEメールに回答している。
  7. 生活し、眠り、休息すべき所で働いている。
  8. ビジネスとプライベートな生活について、2週間から4週間おきに80/20の分析を徹底的に行っていない。
  9. 個人的な生活でもビジネスでもそうだが、「よくできている」「まあいいかな」程度ではなく、果ての無い完璧さを求めて奮闘している。
  10. 働いているという口実で、ささいなことや小さな問題に許容量を超えた取り組み、金をムダにしている。
  11. 働くことを正当化するため、急ぐ必要のない仕事を緊急でやっている。
  12. ひとつの製品、仕事、プロジェクトを全目標とみなしている。自分の全存在であるようにみなしている。
  13. 人生の中で交流によって得られる恩恵を無視している

『「週4時間」だけ働く』を読んで今後勉強すべきこと

『「週4時間」だけ働く。』を読んで真っ先に実践したいと思ったことは、バーチャル・アシスタント(VA)を雇うことがでした。

アウトソーシング企業として、本書では2社を挙げている。

  • Brickwork
  • YMII

これらは外国企業であり、リモートの個人アシスタントを使う上で最大の問題である言葉の壁があります。

英語に疎い私にはとてもわからなかったので、日本でもVAを雇うことができる企業はないか探してみて実際に使ってみたいと思いました。

調べてみると、日本では「バーチャル秘書」という呼ばれ方で同じようなサービスがありました。

バーチャル秘書は、総務・人事・経理・秘書といった管理・書類処理を担当する業務をサポートしてくれます。

このバーチャル秘書の導入については、別でまとめさせていただきますので、興味がありましたらご参照ください。

https://tabi-no-shirushi.com/virtual-assistant/

まとめ

『「週4時間」だけ働く。』を書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介させていただきました。

この考えはFIREを目指している自分にとって、なくてはならない考えだと思いました。

FIREについても、よく考えねばと思いましたので、「FIRE 最速で経済的自立を実現する方法」も読んでみたいと思いました。

手元において何度も何度も読み返さなければと思う良本に出会えたと思います。

ぜひ興味があれば一読していただけると幸いです。