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妊娠中は日光浴でビタミンDを生成し、子ども・妊婦さんの骨を強くしよう!

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カルシウムの代謝にはビタミンDが必要になり、ビタミンDは食事で摂取するだけではなく、日光を浴びることでも生成できます。

1日のうち少しでも太陽を浴びるようにしなくてはいけません。

ビタミンDの重要性については葉酸についてと同等と考えるべきであり、日光浴を行う重要性についてまとめさせていただきました。

目次

ビタミンDの重要性

ビタミンDは胎児の骨量を高め、母親の骨量を維持します。

骨=カルシウムと思われがちですが、ビタミンDがあってはじめてカルシウムが骨に定着します

ビタミンD欠乏によって、妊婦・胎児の骨に深刻な影響を及ぼすだけでなく、早産・喘息のほか、胎児の生涯に渡って病気リスクとの関連が指摘されています。

極端なビタミンD欠乏は、高血圧・子癇前症・妊娠性糖尿病のリスクを高めます。

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日光浴の重要性について

2020年に改定された「日本人の食事摂取基準」(厚生労働省)にて、1日に食事から摂取するべきビタミンDは男女ともに8.5μg/日とされています。

これの前提には、1日に必要なビタミン量15μgから、食事以外に紫外線から合成する量の目安を10μgを差し引いたと仮定しています。

そのため、日光浴を行い、紫外線をを十分に浴びることが重要になります。

ビタミンDは、日光を浴びることで紫外線を受け、皮膚でコレステロールから合成されます。

紫外線の中のUV-B(280~315nm)と呼ばれる光によって、ビタミンD3が体内に作られます。

このUV-Bは服やガラスを通さず、日焼け止めでもブロックされてしまいます。

妊娠を機に肌が敏感になり、肌トラブルを気にして過度に日焼け止めなどのUVケアをしてしまったり、外出を控えると、十分な量のビタミンD合成を難しくしている可能性があります。

そのため、10μgを合成するために、日光をしっかりと浴びる必要があります。

日光の浴び方

ビタミンD欠乏症を防ぐには、日光をどれくらい浴びればいいのでしょうか?

国立環境研究所と東京家政大の研究チームの研究によると、両手の甲や顔の日光浴だけで5.5μgすべてを体内で生成するとした場合に必要な日照時間を試算されました。

紫外線量は、季節以外にも緯度によっても異なるため、紫外線が強い7月の晴天の正午では、札幌市が5分、つくば市が4分、那覇市は3分、12月の正午の日差しで、那覇なら8分、茨城県つくば市なら22分、札幌でも76分という結果でした。

また、京都大学依藤亨医学研究科講師(発達小児科学)らの研究グループによると、室内同様の服装で10~15分室外にでる程度でも効果があるとされています。(「日本人正常新生児にはビタミンD欠乏症が高頻度に見られ、母乳栄養児で特に改善が遅れる」京都大学依藤 亨 医学研究科講師(発達小児科学)らの研究グループ

よって、日光を当てて1日に必要な15μgのうち7.5~10μgを生成しようとすると春~夏15~30分くらい・秋から冬60~120分の日光浴がおすすめのようで、顔と手にしっかりと日光を当てることが重要です。

手のひらにはメラニン色素がないため、日焼けをせずにビタミンDを作ることが出来ますので、顔の日焼けを気にするかたは手だけでも日に当てましょう。

紫外線による皮膚での産生は調節されており、必要以上のビタミン Dは産生されないので、少し多めに日に当たるように心掛けましょう。

まとめ

日光浴を行う重要性についてまとめさせていただきました。

仕事の都合・肌のトラブルにより、日光を当てることが難しい場合もあります。

お分かりのとおり、秋から冬にかけての日光浴の時間について、現実的にクリアできる時間ではないことが分かると思います。

晴天の場合はいいですが、曇りや雨の日があるととても難しいです。

そのため、食事からの摂取に努める必要があります。

しかし、つわりなどで必要量を食べることが不可能な場合がありますので、サプリメントを利用するのも一つの選択肢です。

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