投資の勉強をするために、たくさんの本を読んで勉強しています。
『東証1部24銘柄でらくらく2倍の低位株選別投資術』を読んでいるだけでは記憶になかなか残りにくいため、インプットした知識を整理して、
- 「読んで勉強になったこと」
- 「理解が及ばず、さらに勉強をしなくてはいけないこと」
を感じたままに書き留めています。
とても勉強になりましたので、書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介いたします。
目次
『東証1部24銘柄でらくらく2倍の低位株選別投資術』とは?
| 読みやすさ | |
|---|---|
| 専門性 | |
| 役立ち度 |
- 著者:林知之
- 出版社:マイルストーンズ
- 発売日:2018/6/26
- ページ数:203ページ
【目次】
- 序章「概要」── 過半数を億トレーダーに導いた化け物
- 1章「基本」── 月足観測をもとにした現物投資の王道
- 2章「規定」── 実践者の感覚を重視した29のルール
- 3章「実践」── 初心者でもマネできるバスケット投資術
- 4章「実績」── 低位株選別投資の実力を徹底検証
『東証1部24銘柄でらくらく2倍の低位株選別投資術』では、最新ルールによる低位株“選別”投資=「FAI投資法」について解説されています。
初心者でも確実に模倣できる「ほったらかし投資」で、下げ切った低位株からラクラク2倍に値上がりする銘柄を発掘して投資する方法です。
この投資方法は、著者の林知之氏が投資顧問会社で、個人投資家へのアドバイスを行っている内容です。
『東証1部24銘柄でらくらく2倍の低位株選別投資術』を読むきっかけ

「ピーターリンチの株で勝つ」でバリュー投資が紹介されて、そこで低位株について知りました。
低位株とは、株価の低い株式、主に100円以下/1株を指し、ボロ株とも言われます。
低位株はすでに株価が低いので、「下げにくい」・「上昇したときの効率がよい」・「心理的に買いやすい」などの特徴により、投資家に注目され、低位株だけトレードするトレーダーがいるほどです。
そのため、低位株の勉強がしたく、調べていたら本書に出会いました。
『東証1部24銘柄でらくらく2倍の低位株選別投資術』を読んで勉強になったこと

『東証1部24銘柄でらくらく2倍の低位株選別投資術』での低位株とは、「400円以下」を指し、東証1部の1/3ほどに当たります。
チャート分析では月足を利用して、5~10年の相場のサイクルを狙います。
投資方法については、表紙にも書いてある通り、29のルールが示されています。
29のルール
- 4〜5年の下げ、3段下げ完了の銘柄を買う
- 底練りの中の2番底形成を待つ
- 下に来ての6連続陰線に注意 w型の底、毛抜きが出るのを待つ
- 三角形に注意 切り上げり三角形が強い 2〜3年以上かけて作った三角形は大きく続伸する。
- 三角形の先端陰線下部の十字は直ちに買い
- 2番底の陰線下部の十字は直ちに買い
- 安値に来ての5連続陽線は買い準備、そのあとの2連続陰線で買い
- 底練りの中で小動きになったあとの兆し陽線に注意、そのあとの2連続陰線で買い
- 底練りの中で過去4〜5本を一気に抜く陽線は上げの兆し
- 保合・安値からの長大陽線の2/3押しで買い
- W・M型の切り返しは上げのはじめ
- 6〜12カ月の上げ下げは90度前後のとき、その下げトレンドを上抜く陽線は上げの一歩手前
- ボーダーライン(切り上がり三角形の上辺)を超えたら、5円上抜きを見て買い
- 上げ途上のプラットフォーム(ボックスの上辺)を抜いたら、5円上抜きを見て買い、陽線3本を見て手仕舞い、再び下がってきたらプラットフォームの20円上で買い
- 上放れ3陽線の3本目の陽線の半分まで下がったら、上げ幅の半分まで下がる
- 買うときは2分割またはそれ以上の分割で、細かく分けるときは下値ほど厚く買う
- 経常利益予想が30%以上増加だったら注意
- 1株あたり純資産の増加は買い。3期連続増加は絶好。ただし、3連続陽線で上げていれば売り
- 人員整理、資産売却は買い
- 1株あたり純資産に食い込んだら注意
- 前期赤字で今期が経常または税引きでとんとんの銘柄に注意
- 5連続連続無配および債務超過はチャートがよくても避ける
- 1段上げでも、2段上げでも、陰線の両抜きが出たらいったん利食い
- 10年以上の高値を抜いたらいったん売り
- 発行株数の5%以上の出来高を見せたら、4日目に利食い
- 1段上げは約100円。しかし、70〜80円で利食い
- いったん利食いしたあとに買い直すとき、または買い増すときは、出来高が細ったときにする
- 同業種の先導銘柄が上伸に転じたら、買い選定銘柄に注意
- 3段上げは天井、売り。5連続陽線は売り。
こんだけのルールを覚えるだけでも苦労しそうですが、本書の中ではこのルールの解説がされています。
さらに、附則が追加され、より深く説明がされています。
附則
- 信用取引売りは、資本金300億円以上の銘柄のうねりをみる
- 資金の2割以上は常に余裕を持つ
- 信用取引買いは絶対禁止
- 同時保有銘柄は24以下
- 手持ち銘柄の株数は、均一に分散
- 買ってから24カ月以上経過したものはいったん手仕舞いして再検討
- 月曜日の買い禁止
こんだけのボリュームがしっかりチャートも加えて説明してあり、読み応えがありました。
低位株=ギャンブルのようなイメージがありましたが、「信用買い禁止」「資金の2割以上は常に余裕を持つ」など、安全にトレードを行うための方法もあるのが意外でした。
より慎重にトレードを行うために、「月曜日は買い禁止」のルールがあります。
月曜日は、土日に個人投資家や自分があれこれ考えた愚策が飛び交い、正常なトレードが妨げられるためです。
このようにしっかりした低位株投資のロジックが詳細にまとめられていました。
『東証1部24銘柄でらくらく2倍の低位株選別投資術』を読んで今後勉強すべきこと

『東証1部24銘柄でらくらく2倍の低位株選別投資術』の中で、チャートは間接的にチャートを確認する方法で、「場帳」を使うと良いとされていました。
常に自分の基準を再確認するために、チャートではなく場帳を好んで使うトレーダーもいるようです。
グラフだと急激な上下に心が揺れてしまい、自分の基準で投資しにくいので、場帳を使うことを本書で進めていましたので、実際にしようしてみたいと思います。
ネットで買えるそうなので、そこまで高価なものではなさそうなので、購入してみたいと思います。
まとめ
『東証1部24銘柄でらくらく2倍の低位株選別投資術』を書評・要約のようにまとまっていないかも知れませんがご紹介させていただきました。
低位株投資をしていくためには、まだまだトレーニングが必要ではありますが、少しずつ実践していこうと思います。
より優れた低位株手法を勉強するため、色々な本を読んでみたいと思います。









